鉄の"正体"を知ろう
1.どうしたら鉄ができるの?

鉄の原料である岩を砕(くだ)き、高温で溶(と)かして鉄分だけを取り出していくんだ。

でも、その作業はそう簡単(かんたん)なものではないんだよ。

時間と研究から生まれた技術(ぎじゅつ)によって、岩から鉄の元を取り出すんだ。

鉄の元=「原料」は、主に海外から船で運ばれてくるんだ。大量で重たいから船が便利なんだね。

陸上げされた石炭は、細かくして、高温で蒸(む)し焼きにするんだ。
これをコークスというんだよ。

石灰石と鉄鉱石は、バランスよく混(ま)ぜられて、焼き固められるんだ。
これを焼結鉱(しょうけつこう)というんだ。

コークスと焼結鉱は、高炉(こうろ)に重ね重ね入れられ、熱風がコークスを燃(も)やし、その熱で焼結鉱を溶(と)かしながら、酸素(さんそ)をうばって鉄分を取り出しすんだ。

こうして取り出された鉄分は、高温のためドロドロの液体で出てくるんだ。
これを銑鉄(せんてつ)というんだよ。

鉄を作るために、こんなに大きな設備(せつび)と長い時間をかけているなんて!

高炉は、一度火を入れると決して消されることはなく、20年以上働き続けるんだって。

高炉の中で行われている化学変化を「還元(かんげん)」というんだ。
中学校で酸化と還元って習うんだけど、その還元だよ。