鉄の"正体"を知ろう
2.鉄の元ってなあに?(2)

地球の誕生(たんじょう)の時、酸素(さんそ)はほとんどなく、そこにあった水素(すいそ)、炭素(たんそ)などと結びついていたんだ。

一方、鉄分は、大量に海水に溶(と)けていて、火山によってマグマとして地球内部から鉄分が湧(わ)き出していたんだ。

約22~27億年前に、光合成をおこなう生物が誕生し、酸素を吐(は)き出したため、空気や海水の酸素量が増(ふ)えたんだ。

この酸素が海水中の鉄分と結びついて、海底に沈(しず)み、重なっていく。

その後、地形が変化し、海底にあった鉄分の重なりは地上に押(お)し上げられ、現在のような鉄鉱石を含(ふく)む山になっていったんだ。

また、酸素が少なく温度の高い地下深くでは、鉄分は磁鉄鉱(じてっこう)となっていったんだよ。

オーストラリアの鉄鉱石を含んだ山。

これを掘(ほ)りだし、崩(くず)して、鉄鉱石を取り出します。

地下深くには、磁石のような性格の磁鉄鉱が眠(ねむ)っているよ。

今から500万年~2億年前に噴火(ふんか)し、地表に現れてきたマグマにも、多くの鉄分が入っているんだ。

このマグマには長い年月をかけてゆっくり固まった火成岩に鉄分を含んだ磁気(じき)を発する磁鉄鉱が多く含まれているよ。

マグマについては、小学校の6年生理科や中学校でも習うから、その時に思い出してね。