鉄が"変身"するぞ
3. ほかにも鉄が変身するところってあるのかな

昔は、鉄を加工するには、鋳鉄(ちゅうてつ)と錬鉄(れんてつ)という技術(ぎじゅつ)があったんだ。

鋳鉄というのは、鋳物(いもの)のこと。
型(かた)を使って作るから、比較(ひかく)的小さい物を作るのにむいているんだ。

でも、レールや橋を作るには、大きな物が必要。

そのために使われたのが錬鉄という技法(ぎほう)で、炉(ろ)から出てきた塊(かたまり)を蒸気(じょうき)動力のローラーで押(お)しつぶして鉄橋や橋、軍艦(ぐんかん)の板などを作っていたんだ。

その後、鋼鉄(こうてつ)を大量生産できる大きな工場が出来て、錬鉄はなくなっていったんだ。

今は、工業地帯などの大規模(きぼ)工場で鉄鉱石(てっこうせき)を鉄に変身させる「製鉄(せいてつ)」が行われているよ。

フランスのパリにあるエッフェル塔(とう)は、錬鉄(れんてつ)で作られた代表的な建造物(けんぞうぶつ)だよ。

1889年のパリ万国博覧会(はくらんかい)のシンボルとして「金属(きんぞく)産業の独創的(どくそうてき)傑作(けっさく)」をめざして作られたんだ。
(Photo:Nuno Lopes)

鉄橋は、重たい列車が通るから頑丈(がんじょう)でないといけないよね。

それに鉄橋は長いから途中(とちゅう)で切れても困(こま)るね。

頑丈だけど途中で切れたりしないために、鉄が適(てき)しているんだ。

鉄は、頑丈なだけでなく、ある程度(ていど)の弾力(だんりょく)があるから最適(さいてき)なんだ。

弾力がないと重たいものが乗っかった時にポキンと折れてしまうんだよ。

軍艦は、ものすごく大きな船なんだ。

それに敵(てき)の攻撃(こうげき)から守るために丈夫(じょうぶ)でなければいけない。

通常(つうじょう)の船舶(せんぱく)に比(くら)べて、強くて広い鉄板が必要になるよね。
それで、軍艦は、錬鉄で作られていたんだ。