鉄が"変身"するぞ
【もっと見てみよう】もしも鉄がなかったら・・・鉄がなかった時代を考えてみよう 5. たとえば、乗り物では・・・

鉄製品の代表「自動車」。

でも、自動車が誕生(たんじょう)したのは1769年。
その技術(ぎじゅつ)を応用(おうよう)して蒸気(じょうき)機関車が作られ、現代(げんだい)の鉄道へと繋(つな)がっていくんだよ

では、その前は乗り物はどのようなものだったのでしょう。

一番古い記録は、紀元前(きげんぜん)1万年頃(ころ)の、丸太を組み合わせたいかだのような船なんだ。

その後、紀元前5000年の頃には、人類は荷物を運ぶのにロバや、木や動物の皮で作ったソリを使うようになり、紀元前3000年には馬を使うようになり、それが馬車へと繋がっていくんだ。

現代(げんだい)でも、馬車は使われているよ。

最初のころは、車輪は木造(づく)りで、割(わ)れたり、壊(こわ)れたりしやすかったんだ。
その後、鋳物(いもの)技術(ぎじゅつ)が開発され、鉄製(てつせい)の車輪が使われるように進化したんだよ。
(Photo:Herbert Bieser)

1776年にイギリスのJ・ワットによって蒸気動力による蒸気機関が発明され、産業革命の中心となったよ。

産業革命は、中学2年生で習うけど、現在の様々な産業の元を作り出した時期なんだ。

そして、1825年には、ストックトン・アンド・ダーリントン鉄道(イギリス)が、世界で最初の蒸気機関車を使った公共用鉄道を開業。
1875年頃に書かれたこの絵を見ると、蒸気機関車や客車の胴体部分は木製であることがわかるよ。
この蒸気機関車や客車の車輪や支える台車には、鋳物が使われていたんだ。
また、見ている人たちの中に馬車もいるね。
(John Dobbin作 イギリス国立鉄道博物館)