鉄が"変身"するぞ
【解説(かいせつ)】2.錆(さび)ってなんなの?

錆(さ)びるためには、酸素(さんそ)が必要(ひつよう)なことは、「鉄の”正体”を知ろう」の実験でわかったよね。

実は、水分があるとちょっと違(ちが)う錆びになるんだ。

今回の実験でできた錆は、赤錆といって、鉄が酸化(さんか)したことで出来るのは、前に出てきた黒錆と同じだ。

一つ特徴(とくちょう)があって、赤錆になるためには塩分があるとより酸化しやすいってこと。
だから海の中では、表面の方が錆びやすいんだ。
船は底にさび止めを塗(ぬ)っているんだよ。

また、空気中に含(ふく)まれている水分(湿度(しつど)ともいうね)でも、じっくり時間をかけて錆びていくんだ。

海岸近くの家や設備(せつび)が錆びやすいって聞いたことあるかな?
海からの風には空気中の水分だけでなく、海の塩分と水分も含まれているから、錆びやすいんだね。

酸化がゆっくりゆっくり時間をかけて行われると、赤い酸化鉄になるということを今回の実験でわかったかな?

 

金属(きんぞく)が酸化たものを別名「錆(さび)」ということは、もうわかったよね。

普通(ふつう)に見られる鉄錆は赤い。

燃やした鉄、つまり燃やしてできた鉄錆は黒い。

この違(ちが)いは、酸化鉄の種類の違いなんだ。

普通の赤い鉄錆は、酸化第二鉄といって、空気中の酸素+水分でどんどん広がっていく。
鉄の内部にも入り込(こ)んで、やがてボロボロになっちゃう。
燃やしたあとの黒い鉄錆びは、四酸化三鉄というんだ。
この黒錆は自然界ではなかなか起きない現象だ。

錆るためには、酸素、それと水分が必要なんだけど黒錆は隙間(すきま)がなく、鉄の表面を覆(おお)って鉄の内部に酸素を通さなくしてくれるから、これ以上錆びないんだ。
ということで、黒錆は錆止めとしても使われているんだ。

宇宙(うちゅう)では、錆びないんだよ。
もうなぜかわかるよね。
そう! 酸素がないからだ!