鉄って"リサイクル"できるんだって
【もっと見てみよう】 なぜ鉄がリサイクルに向いているか

鉄がリサイクルできることはわかったけど、なぜ鉄がリサイクルしやすいんだろう?

その理由はいくつかあるんだ。

①分別のしやすさ

たとえば、自動車の場合、鉄のほかにアルミ、プラスチック、炭素(たんそ)繊維(せんい)、銅(どう)、マグネシウムなどいろいろな素材(そざい)が使われているけど、これらを1つ1つ手作業で分別するのは大変だよね。
鉄は磁石(じしゃく)にくっつくから、鉄だけを分別することが簡単(かんたん)なんだ。

②品質(ひんしつ)が変わらない

使い終わった後の鉄を溶(と)かすことで、性質(せいしつ)や品質は変わらない、しかも何度でも無限(むげん)に同じ品質のものにリサイクルできるんだ。
これをクローズド・ループ・リサイクルと言って、ほぼ唯一(ゆいいつ)の素材なんだ。

③リサイクルの材料が豊富(ほうふ)にある

これまで見てきたように、町中、鉄であふれているよね。
鉄はそのままではやがて傷(いた)んでいくし、使われなくなったものもたくさん捨(す)てられるでしょ。
ということは、町中、リサイクルに回せる材料としての鉄があるということなんだ。

これを見ると、鉄ってムダがないってことがわかるね。

ということは、鉄のゴミというものはないってことだね。

実は、鉄のリサイクル、リユースは江戸(えど)時代にも盛(さか)んにおこなわれていたんだ。

今の鉄リサイクル業は江戸時代にはすでにあったんだよ。

その頃(ころ)は、釘(くぎ)1本でも買い取ったり、拾ったりして再利用していたんだって。

江戸時代のリサイクル用品の代表「和釘(わくぎ)」

1本1本手作りで職人(しょくにん)さんが鉄を叩(たた)いて叩いて、作ったんだって。

鉄の純度(じゅんど)が高くて、叩いて作っているので、錆(さ)びにくく、今の釘よりも柔(やわ)らかいので木目に沿って、時には曲がって滑(なめ)らかに打たれるので、抜(ぬ)けにくいらしいよ。

100年前の古い建物を解体(かいたい)したら、打ち込(こ)まれていた和釘は、黒光りしていたっていうこともあるらしい。

日本の技術(ぎじゅつ)って、すごいな~。