鉄って"リサイクル"できるんだって
【もっと見てみよう】考えてみよう 鉄のもう一つの歴史(2)

さらには、鉄道の車両や線路までがその対象(たいしょう)になったんだ。

不要不急線という名目で、軍事輸送(ゆそう)上、重要性(せい)が低い路線が、線路を半分にして単線にされたり、廃止(はいし)されたりしたんだ。

日本では、かなりの路線が対象となり、戦後、復旧(ふっきゅう)された路線もあるけれど、そのまま復活(ふっかつ)することなく廃線(はいせん)となった路線も多くあるんだ。

アメリカでも「Salvage for Victory」という法律でユニオン・パシフィック鉄道のM10000系(けい)車両がその対象になったり、イギリスでも同様の法律(ほうりつ)が施行(しこう)されたりしたんだ。

ここも、廃止(はいし)された路線が通っていた所だよ。

その形や、標識(ひょうしき)の跡(あと)、照明や電気を引いた跡など、今でもトンネルにその面影(おもかげ)を見ることができるんだ。

戦争が終わって、鉄の供給が戻ってきた後には、単線の路線はその形のまま存続(そんぞく)したところもあるけれど、やがて利用客が減(へ)り、廃止(はいし)になったところもたくさんあるんだ。

現代(げんだい)では自動車の普及(ふきゅう)、道路の整備などによって、廃止された単線の鉄道路線の数は年々増(ふ)えているんだよ。