日本のものづくりをささえる町工場をたずねよう
4.町工場の伝統(でんとう)、伝承(でんしょう)

それぞれの町工場には、それぞれ代々受け継(つ)いで来た技術(ぎじゅつ)や、精神(せいしん)があるんだよ。

独特(どくとく)な技術や手作業の感覚は、小さい工場であるからこそ、次世代に伝えやすいとも、学びやすいとも言われるよ。

その技術とともに、大きな工場では出来ない、柔軟(じゅうなん)な対応(たいおう)をすることが可能(かのう)であることも、町工場の強みなんだ。

そして、現在(げんざい)抱(かか)えている問題の一つが、その技(わざ)や精神を受け継(つ)ぐ人材の不足なんだ。

それぞれの町工場には、それぞれオンリーワンの技術があるんだ。

伝統を守りながら新しいことに挑戦(ちょうせん)したり、現代(げんだい)社会に合うように改良したり、一方で伝統をかたくなに守り続けたり、さまざまに受け継いでいるんだよ。

これはへら搾(しぼ)りと呼(よ)ばれている技術だよ。

平らな金属板(きんぞくばん)を回転させながら「へら」と呼ばれる棒(ぼう)を押(お)し当てて少しずつ変形させる技術で、力の入れ方がとても難(むずか)しい技(わざ)なんだ。

機械ではできない細かい設定(せってい)が必要な部品作りなどに今も、この製法(せいほう)が使われているんだって。