鉄の未来、町工場の未来
日本の鉄~全国の"鉄の町"を知ろう

「キューポラのある街(まち)」で有名な鋳物(いもの)のまち

埼玉県川口市

鋳物(いもの)を作るための鉄をコークスを使って溶(と)かす炉(ろ)のことをキューポラ(キュポラ)といいます。

その煙突(えんとつ)があちこちに見える街(まち)が川口で、映画(えいが)「キューポラのある街」の舞台(ぶたい)ともなり、有名になりました。

川口の鋳物業の歴史(れきし)は古く、西暦(せいれき)940年、平将門(たいらのまさかど)討伐(とうばつ)軍に従(したが)った鋳物師(し)が、平定後も川口に定着したとする「平安説」、1340年頃(ころ)河内国(かわちのくに)(大阪府)の鋳物師が川口に移住したとする「丹南(たんなん)説」、他にも「宋人(そうじん)説(1190年代)」「渋江(しぶえ)説(戦国時代)」など諸説(しょせつ)があります。

江戸(えど)時代には、鍋(なべ)、釜(かま)、風呂(ふろ)釜、鉄瓶(びん)、銚子(ちょうし)、火炉(ろ)などの日用品を生産していました。

明治に入り西洋文化が流入されると、その技術(ぎじゅつ)も飛躍(ひやく)的に進歩し、戦争の影響(えいきょう)もあり、生産物は従来(じゅうらい)の日用品鋳物から兵器鋳物へと変化をしていきました。

現在(げんざい)は、日用品鋳物、機械鋳物を作る町工場が多くあり、なかには、日本では数少なくなってきたベーゴマを作っている工場もあります。

駅前にキュポラ広場があったり、市の公式マスコットキャラクター「きゅぽらん」がキューポラをモチーフにしたものであったりと、この街の中には鋳物文化が深く根付いています。

鉄を溶かし、鋳物(いもの)の型(かた)に流し込む溶湯(ようとう)を
作るためのキューポラ

 

【参考にしよう】

川口鋳物工業協同組合(かわぐちいものこうぎょうきょうどうくみあい)
https://www.kawaguchi-imono.jp/

川口機械工業協同組合(かわぐちきかいこうぎょうきょうどうくみあい)
http://www.machinemate.or.jp/

川口商工会議所(かわぐちしょうこうかいぎしょ)
https://www.kawaguchicci.or.jp/brand/index.html