鉄の未来、町工場の未来
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伝統(でんとう)工芸「東京アンチモニー工芸品」のまち

東京都北東部、千葉県我孫子(あびこ)市

東京アンチモニー工芸品は、東京都北東部から千葉県我孫子(あびこ)市一帯で作られる金工品(きんこうひん)です。

アンチモニー製品(せいひん)は、江戸(えど)時代に始まり、鉛(なまり)・アンチモン・錫(すず)の合金であるアンチモニーを原料とした日本の伝統(でんとう)工芸の鋳物(いもの)製品として世界中に商品を 輸出(ゆしゅつ)してきました。

「アンチモニー合金」はどっしりとした重量感があり、表面がなめらかで鋳造(ちゅうぞう)後の冷却(れいきゃく)時に収縮(しゅうしゅく)しないため、細かい模様(もよう)も鮮明(せんめい)に製作(せいさく)できます。

職人(しょくにん)の手により金・銀・銅(どう)などのメッキが施(ほどこ)されると豪華(ごうか)な見栄えがするため、トロフィー、オルゴール、インテリア小物、装飾(そうしょく)工芸品などの多様な製品が作られています。

また、近年では鋳造合金「エテナ」の開発に成功しました。東京都立産業技術研究センターと東京アンチモニー工芸協同組合で協同開発し、特許及び商標登録取得済みの鋳造錫合金です。

「エテナ」は、今まで錫製品でできなかった鏡面仕上げが可能(かのう)な、銀製品にも劣(おと)らない美しい光沢(こうたく)を持つもので、ますますさまざまな製品化が進んで行くことでしょう。

写真は、アンチモニーの素材でアンチモン。
これと鉛・錫の合金が材料として使われます。
Antimony, a chemical element with the symbol Sb and atomic number 51

 

【参考にしよう】

東京アンチモニー工芸協同組合(とうきょうあんちもにーこうげいきょうどうくみあい)
http://antimony.or.jp/index.html

KOGEI JAPAN
https://kogeijapan.com/locale/ja_JP/list/?category=7

経済産業省 伝統的工芸品(けいざいさんぎょうしょう でんとうてきこうげいひん)
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/nichiyo-densan/index.html