鉄の未来、町工場の未来
日本の鉄~全国の"鉄の町"を知ろう

バルブ集積地のまち「彦根」

滋賀県彦根市

彦根(ひこね)のバルブ業界は30社前後のブランドメーカーと、それを支(ささ)える70~80社からなる関連企業(きぎょう)が、「琵琶(びわ)湖」の東部、彦根市を中心に、米原(まいばら)市、多賀町(たがちょう)、愛荘町(あいしょうちょう)、日野町(ひのちょう)、東近江(おうみ)市に点在(てんざい)し、成り立っています。

その歴史(れきし)は、およそ130年。彦根バルブ業界の祖(そ)と言われる門野留吉(かどのとめきち)翁(おう)が蒸気(じょうき)用カラン(=栓(せん)または弁(べん))を手がけたのが始まりです。

門野翁は、非常(ひじょう)に人を育てるのが上手い人で、丁稚(でっち)や弟子がのれんわけなどで次々に独立(どくりつ)し、鋳物(いもの)業やバルブ加工業を開業しました。

彦根で作られるバルブは、上下水道用、産業用、船用向けが主力で、生産高規模(きぼ)は2019年1年間で279億円にのぼります。

材質(ざいしつ)は、多くが鋳鉄(ちゅうてつ)、ステンレス、鋳鋼(ちゅうこう)、アルミ製(せい)などですが、近年では水道水の安全性を高めるため鉛(なまり)を含(ふく)まない銅(どう)合金鋳物「ビワライト」を開発し生産しています。

水道のカランから、産業用、船舶(せんぱく)や機械用と、
バルブにもさまざまな種類があります。

 

【参考にしよう】

彦根市地域経済振興課(ひこねしちいきけいざいしんこうか)
https://www.city.hikone.lg.jp/kakuka/sangyo/3/2_3/4103.html

滋賀バルブ協同組合(しがばるぶきょうどうくみあい)
https://www.shiga-vl.jp/industry_intro