鉄の未来、町工場の未来
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伝統(でんとう)工芸「土佐打刃物(とさうちはもの)」のまち

高知県東部から中部

土佐打刃物(とさうちはもの)は、高知県の香美(かみ)市・南国市・土佐(とさ)市・いの町・須崎(すさき)市といった高知県東部から中部にかけての一帯で作られている金工品です。

高知は暖(あたた)かく雨が多いため良木(りょうぼく)に恵(めぐ)まれ、昔から林業が盛(さか)んでした。

その木材の伐採(ばっさい)に必要(ひつよう)なため、古くから打刃物が造(つく)られてきました。

鎌倉(かまくら)時代の後期(1300年頃(ころ))に大和国(やまとのくに)(現在(げんざい)の奈良県)から刀鍛冶(かじ)が移(うつ)り住んだことにより、その刀鍛冶の技術(ぎじゅつ)と、もともとあった農業や山林用の打刃物の技術とが相まって発展(はってん)してきました。

高知県は旧(きゅう)土佐国(とさのくに)であったことから「土佐打刃物」と呼(よ)ばれています。

土佐打刃物の特徴(とくちょう)は、高温に熱した金属(きんぞく)材料をたんねんに叩(たた)いて延(の)ばし広げることによって自由自在(じざい)に形を作る「自由鍛造(たんぞう)」です。

他の地域(ちいき)では鍛造・刃付け・仕上げが分業されている所が多いのですが、土佐ではそれを職人(しょくにん)が一貫(いっかん)して行うため、自由度が高く用途(ようと)に応(おう)じた少量多品種製造(せいぞう)が可能(かのう)、しかも安価(あんか)になります。

また、土佐打刃物は、山林用・農業用の実用的な道具に端(たん)を発しているため、切れ味だけでなく、耐久性(たいきゅうせい)や手入れのしやすさも特徴の一つです。

高知市街。近くまで山が張(は)り出しています。
Photo : 663ハイランド

 

【参考にしよう】

協同組合 土佐刃物流通センター
http://www.tosahamono.or.jp/

高知市(こうちし)
https://www.city.kochi.kochi.jp/site/tosa-kogei/tosanotezukuri-tosauchihamono.html

土佐打刃物屋
https://www.utihamono.com/

南国市(なんこくし)
https://www.city.nankoku.lg.jp/download/?t=LD&id=3267&fid=18638